ねもこたんです。
先日、と言っても1ヶ月ぐらい経つかもしれませんけど、買い物に行ったら駅弁が売られていて、まぁこれまでなら通り過ぎるわけですが、鳥取のカニの駅弁を食べてみたい思いが最近になってまた強くなりまして、「鳥取のカニの駅弁があったらぜひ買いなよ。」と夫との協定も強く結ばれているということで、スーパーの駅弁大会?をのぞいてみました。
しがないサラーリマン家庭の専業主婦が、普段のお昼に千円以上もする駅弁を買うことはなかなかの勇気がいることですが、夫と硬く結ばれた協定のおかげで勇気を振り絞ることができたのであります。
で、なぜ鳥取の駅弁なのかと言うと、昔、結婚後に鳥取に住んでいたことがありまして、その時に夫は2、3回カニの駅弁を食べているのです。
その頃、私たちは鳥取の駅の近くに住んでおり、私は駅の反対側へ買い物に行くのに自転車で駅の中をよく横切っておりました。
そんなわけで、何度も例のカニの駅弁を横目に「美味しそうだな〜。でも、いつでも食べれるしー。」と思いながら通りすぎていたのです。
結果、「いつでも食べれるしー。」が仇となり、私は食べそびれてしまったのです。
夫はどちらかというとカニは特別に好きな方ではないのですが、その夫に「あれは美味しかった。」と何度も聞かされていました。
カニが好きな私が食べられずに、どっちでもいい夫が食べて美味しかったと言うのだから、さぞかし美味しかったのだろうと、「何でいる間に買わなかったのだろう。」と後悔しまくること20年。長〜〜〜い。
これまで、たまにスーパーの駅弁をのぞいてみて、鳥取のカニの駅弁を見かけたのはほんの数えるほどでした。
その度に「あった!」と思うのでしたが、値段にひるんでいました。
先ほども触れましたが駅弁を買うってのは心の準備が必要で、いつもの買い物にスーパーに行って、突然現れてもなかなか買えるものでもないんです。
でね、貴重なチャンスを逃してきたわけです。
そんな経緯がありまして、およそ1ヶ月前にのぞいた駅弁大会ですが、この時も残念ながら鳥取のものはなくて、福井のカニの駅弁なら売られていたのです。
鳥取のがあれば買うつもりでいたので、つまり買う心の準備はできていたので、この心の準備を無駄に終わらせたくなく、試しに福井の駅弁を買ってみたのです。
それがこちらです。
見ての通りカニさんの入れ物です。
一口食べた後です。
入れ物の深さがあるなぁという印象です。
お味はと言うと、ご飯は炊き込みご飯みたいな薄〜いお醤油味な感じで、少〜しポソポソ感じました。カニの方は、う〜ん、カニね。カニだわ。
ちなみに、「きざみのり」がついていましたが、私はそのものの味を楽しみたかったのでかけずに食べました。
確か1,200円ぐらいしたように思いますが、その割には、、、と言った個人的な感想です。
出来立てを食べたらまた違うのかもしれませんね。
それと、写真を見て気づいたのですが、「よくほぐして食べて下さい」とあるので混ぜて食べたら美味しさが引き出されたのかもです。もー遅いよ〜、気づくの遅いよ〜。
ボリュームは結構ありましたよ。
まだ最近のことです。
1週間ぐらい前だったかな?
たまたま夫に買い物を頼んだ時に売っていたようで買って来てくれました。
まさかまさかの、いい意味での不意打ちです。珍しき夫からのサプライズ!
夫曰く、「パッケージが変わっていて、もしかしたら自分が食べたものとは違うかも。」とのこと。
でもさぁ、20年もたてばパッケージが変わってもおかしくないですよね。
こちらは、「カニ寿し」と書いてあるように、ご飯が酢飯でカニとよく合います。
カニも美味しいと思いました。ひょろ長いカニのおかげもあってか、カニを感じられます。錦糸卵もちりばめられていて、味のバランスが絶妙でした。
そして奈良漬けがこのご飯とよく合いました。私はあまり奈良漬けは得意ではないのですが、この時ばかりは美味しいと思いました。
黒いものは、乾いたワカメなのか昆布なのかわかりませんけど、ちょびっと口にしたらパサパサしていて味がなかったので食べませんでした。
原材料を確認すると、塩昆布と出てます。
まとめて食べていたら味がしたのかもしれません。
もし、また売っていたら年に一度ぐらいなら自分ご褒美で買いたいと思います。
でも、すんごい美味しいかと聞かれたらちょっとどうだろう?
カニが好きな人なら、一度は食べてみてもいいかもと思います。
夫は現地の鳥取で食べたので、やはりその出来立てのものはすごい美味しいのかもしれませんね。
タイトルに「比べ」と書いたので比べると、私は鳥取の「カニ寿し」の方が好きです。
20年越しの願いがようやく叶いました。
いつか鳥取に行く機会があったら、現地で買って食べてみたいと思います。